スペースXの通信衛星「スターリンク」が、2022年に磁気嵐で40基を失った問題について、国立極地研究所の片岡龍峰准教授らが詳細なメカニズムを解明した。
磁気嵐が地球に到達した後、2回目の磁気嵐が到来し、スターリンクに影響を及ぼしたことが原因であることが分かった。
また、スターリンクの低高度飛行が影響した可能性も指摘された。研究チームは、精緻な「宇宙天気予報」が必要であることを示唆した。
地上数百キロメートルの「地球低軌道」で運用する衛星は、目標高度に一気に到達させることが一般的であるが、スターリンクは燃料節減のために低高度を飛行しており、衛星の利用に向けたより高度な宇宙天気予報の必要性が浮き彫りになった。
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https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20221227.html
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230202_n01/
https://jp.reuters.com/article/space-exploration-satellites-idJPKBN2KF098
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