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スターリンクの最新小型アンテナのスペックが公開

スターリンク公式サイトではすでにMINIキットのスペック表がアップロードされているようです。
starlinnkjapan.comでは現在日本で販売している第二世代キットと、複数の国で発売が開始されている第三世代キットに加え、ミニキットのスペック表がまとめられています。
スターリンク第二世代・第三世代・ミニキットのスペック一覧
スペックを確認すると、アンテナ表面のサイズは259×298.5mmで、第二世代キットの303×513mm、第三世代キットの383×594mmに比べるとかなり小型化されています。
スターリンクのアンテナ大きさ比較
スターリンクのアンテナの大きさ比較

一番左の画像は中心を合わせて第三世代キットのアンテナの上に、第二世代キット、ミニキットのアンテナを重ねたもので、下端をそろえて右に第二世代、ミニのアンテナを再度並べています。
第三世代キットに比べると高さは半分、幅は約2/3程度になっています。国内現行型のアンテナより幅も狭く、だいぶコンパクトな大きさになっています。A4サイズが210 × 297 mmなので、重ねた時に高さがほぼ一緒で幅が少し(官製はがきの幅の半分程度)はみ出るイメージです。

X上でこの情報が出回ると、イーロンマスクはそれを引用して通信速度の画面を写していました。が、それは高度な速度テストの画面だったわけではないので、実際にはWi-Fiの速度がボトルネックになっていて、スターリンクミニ自体はもっと速いスピードで通信できていた可能性も考えられます。

特筆すべき点として、以下の内容をあげておきましょう。

  1. ルーターがアンテナ本体に内蔵
  2. DC電源で直接給電して動作可能
  3. Wi-Fiは第三世代より劣るWi-Fi5規格
  4. アンテナ本体にLANポートを内蔵
  5. 専用のLANケーブルなら防水防塵機能が保たれるが、標準的なLANケーブルも使用可能
  6. キックスタンドとパイプマウントアダプターの両方が同梱
  7. 購入価格および月額使用料が標準アンテナの約半額
最後の価格については引用したイーロン・マスク氏の発言から読み取れるものですが、これが実際どの程度実現されるかは未知数ですし、そもそも日本にいつ導入されるかもわかりません。
アメリカではすでに招待ユーザーへの販売と一部地域によっては値下げ販売も始まったようです。
情報によるとアメリカでは標準タイプ(日本の現行モデルの次に当たるモーター非搭載タイプ)がキット料金499ドルに対し、ミニキットは599ドルだそうです。そしてモバイルプランで50GBまでが30ドル、超過分は1GBあたり1ドルだそうです。
自宅に設置している人が、出かけるときに持ち運んで使うサブプランという位置づけのようですね。ただし、国によってはこの月額料金が大きく異なっていたり、利用上限のないプランがあったり、あまり海外の情報は参考にならないかもしれません。大事なのは日本で発売されるかどうか、またその時の料金体系はどうなるのかということでしょう。

アンテナやルーターの性能などの細かいスペックの確認や比較をしたい方は以下のリンクから確認してみてください。

6月22日追記

アドバンスドスピードテストの結果がシェアされていました。
混みあっている地域なのか、周りの障害物がどの程度あるのかなどによっても大きく変わる可能性がありますが、環境が悪くなければ100Mbps以上は問題なさそうですね。梱包自体も小さくまとまっているので、徒歩でなければ梱包ごと持ち運んでもいいかもしれませんね。
なお、一部の地域ではすでに値下げ販売を行っており、ミニキットが200ドルで販売されているようです。

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