KDDIは2024年12月25日、スマートフォンと衛星が直接通信するサービスを2025年春に本格的に提供開始する計画を発表しました。同日、Starlink衛星を活用した電波発射を行い、一部ユーザー向けにβ版サービスを年内に開始します。
免許と商用ライセンス取得
総務省はKDDIに対し、携帯電話端末での衛星直接通信に必要な免許を交付。また、米国連邦通信委員会(FCC)はStarlink衛星の商用ライセンスに基づく電波発射を許可しました。
技術検証と全国展開
β版サービスを通じ、全国で技術検証を行い、正式なサービス提供に向けた準備を進めます。本サービスでは、auスマートフォンがStarlink衛星と直接通信でき、空が見える場所でテキストメッセージの送受信が可能になる予定です。
背景と進捗
KDDIは2023年8月に米SpaceXと業務提携を発表し、10月には実証実験に成功。圏外エリアのスマホからSMSの送受信が可能であることを公開しました。今回のサービスは、圏外エリアの通信環境改善に向けた大きな一歩となります。
ようやくベータサービス開始となりますが、今後もさまざまな場面で役に立つサービスですので、期待しています。料金体系などもどうなるか未定ですが、緊急時は事前登録がなくても使えるようになってほしいですね。