Apple、衛星通信パートナーにStarlinkではなくGlobalstarを選択
Appleは、iPhoneの衛星通信機能強化のため、米国の衛星通信事業者Globalstarに最大15億ドル(約2300億円)を投資することを発表しました。[Reuters]。この投資には、11億ドルの前払いと、Globalstarの株式20%を取得するための4億ドルが含まれています。
この資金は、Globalstarが新たな衛星コンステレーションの構築や地上インフラの拡充、グローバルなモバイル衛星サービス(MSS)ライセンスの拡大に充てられます。[Globalstar公式プレスリリース]。これにより、iPhoneユーザーは、従来の通信網が届かない地域でも、衛星を介して通信が可能となります。
Appleは、iPhone 14シリーズから衛星通信を利用した緊急SOS機能を提供しており、今回の投資により、この機能のさらなる強化と拡大が期待されています。一方、SpaceXのStarlinkも衛星通信サービスを提供していますが、Appleは今回、Globalstarとの提携を選択しました。[The Verge]。
この動きは、Appleが衛星通信分野での競争力を高め、ユーザーにより広範な通信サービスを提供する戦略の一環と考えられます。