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スターリンクは屋外で使ってこそそのだいご味が味わえるとも言えますね。ですがここでも日本の法律が関係してくるのをご存じでしょうか。
それは5GHz問題です。
まずここでスターリンク(第2世代)ルーターの仕様を確認してみましょう。
ということで、屋外使用の時にアプリの設定で一時的に5Ghzの通信をとめることができればいいのですが、現状ではそうもいかないため以下のような解決策が考えられています。
※2023年3月22日追記
その後問い合わせた方から「現在はイーサーネットアダプターの無償提供は行っていないようだ」と連絡をいただきました。
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注目すべきはこのWi-Fiテクノロジーの部分ですが、対応している規格はIEEE802.11a/b/g/n/acになっています。 ※製品仕様書ではIEEE802.11ac DualBandと記載
Wi-Fi テクノロジー IEEE 802.11a/b/g/n/ac 規格 チップセット Wi-Fi 5 無線 デュアル バンド – 3 x 3 MIMO セキュリティ WPA2 耐環境性 IP54、屋内用構成 範囲 最大 185 平方メートル (2,000 平方フィート) 動作温度 -30°C ~ 50°C (-22°F ~ 122°F) メッシュ 最大 12 の Starlink メッシュ ノードに対応 – 公式ショップで購入可能 イーサネット アダプター 公式ショップで購入可能
IEEE802.11規格とは
IEEE 802.11は、無線LAN(Local Area Network)を構築するための標準規格の一つです。主な種類
- 802.11a:高速データ伝送を実現する5GHz帯の規格。最大54Mbpsの速度が可能です。
- 802.11b:低コストで広く使われている2.4GHz帯の規格。最大11Mbpsの速度が可能です。
- 802.11g:高速でありながら、802.11bとの互換性を保つ2.4GHz帯の規格。最大54Mbpsの速度が可能です。
- 802.11n:高速・高距離・多重化を特徴とする2.4GHz・5GHz帯の規格。最大600Mbpsの速度が可能です。
- 802.11ac:高速・高距離・多重化を特徴とする5GHz帯の規格。最大7Gbpsの速度が可能です。
- 802.11ax:高速・高効率・高密度な環境に対応する2.4GHz・5GHz帯の規格。最大10Gbpsの速度が可能です。
特徴
- 無線通信により、有線接続を必要としない。
- 広い範囲での使用が可能。
- 移動中も通信が可能。
- 低コスト。
- 様々なデバイスと互換性がある。
総務省の解説
つぎに総務省の解説では以下のように書かれています。無線LANは大きく分けて2.4GHz帯、5GHz帯及び6GHz帯の周波数帯を使用し、5GHz帯はさらに5.2GHz、5.3GHz、5.6GHz帯と使用条件が相違します。
これまで屋外利用可能な周波数帯は2.4GHz帯と5.6GHz帯でしたが、平成30年2月に情報通信審議会からの一部答申を受け、平成30年6月から条件付で5.2GHz帯の屋外利用が可能になりました。 また、令和4年9月から利用可能となった6GHz帯では、EIRP25mW以下のVery Low Power(VLP)に限り、屋外での利用が可能になりました。
※5.2GHz帯の屋外利用の条件
5.2GHz帯を屋外で利用できるのは、以下のいずれかに限られます。- 5.2GHz帯高出力データ通信システムのアクセスポイント又は中継器(事前に総合通信局に「登録局」の手続が必要)
- 5.2GHz帯高出力データ通信システムのアクセスポイント又は中継器と通信する無線LAN端末(子機)
- 5.2GHz帯自動車内無線LAN
ということで、屋外使用の時にアプリの設定で一時的に5Ghzの通信をとめることができればいいのですが、現状ではそうもいかないため以下のような解決策が考えられています。
現在の解決策
- ルーターは車内に置いて使用する
- 初期型の場合はLANケーブルを使い、第2世代はイーサネットアダプターを介して有線で接続する
- 上記のLANケーブルから5Ghzの通信を使用しない、または制御できる別のWi-Fiルータを使用する
※2023年3月22日追記
その後問い合わせた方から「現在はイーサーネットアダプターの無償提供は行っていないようだ」と連絡をいただきました。
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— アンテナ工事のクラウンクラウン(スターリンク工事割引キャンペーン中) (@9696cojp) February 1, 2023
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